Laboratory of Scarlet

メモと所感と技術記事

コミュニケーションツールをサークルに導入してみて

これはコミュニケーションAdventCalendar17日目の記事です。

はじめに

sh4869.hatenablog.com

この記事の続きのような形で書きます。

現状

Slackを導入してから一月ほどたちました。昔から利用していたLINEのグループも依然としてうごいており、Slackと両立しているという感じです。

Slackの稼働はこんな感じ。

f:id:sh4869:20161217111556p:plain

チャットベースで行われる話し合いは基本的にSlackでする傾向があるように思われます。DMのやり取りも多く、本を勧め合うチャンネルとかもあります。

Slackを導入してみて思ったことなど

Slackのインターフェースは非プログラマにはわかりづらい

最初サークルに参加している人(50名程)をSlackに登録させるときにわりと多くの問題が発生しました。

わりと詰まっていた点が多かったのであげて行きます。

  • アカウント登録が結構面倒
    • そもそも英語での画面しかないのでその時点でかなりの人が引いてしまっていた印象
      • プログラマになら「英語ぐらい読めよ」といえるけど、*1うちのサークルにはCGやDTMをやる人もいて、そういう人たちにはわりとつらいっぽい
    • ユーザー名という概念がそこまで浸透していない?
      • ユーザー名に日本語を登録しようとして詰まってる人を見かけた
  • そもそもなにをすればいいのかわかりづらい
    • 操作がプログラマ特有の暗黙知に支えられすぎている
      • 例:プログラマ(というかいろいろなソフトウェアをよく触る人)は最初の画面を見れば一発でどう投稿できるかわかるけど、以外とそうでない人も多い
      • 例:諸々の概念を説明するのが難しい
    • なにが許されているのかもわかりづらい(そもそも発言していいのかすらわからない)

人数が多いこともあって、メンバー全員が疑問に思ったことを投げられる余裕があるわけではないというのは大きいかもしれません。今までSlackを導入してきた団体は多くて10人ほどでしたし、それぞれ操作でわからないところがあればすっと対応できました。人数が多くなると個人個人に教えるということができないため、わからないところがある人をこちらから見つけて救済というのができないのでわからない人はわからないままになってしまうのが問題です。

すこしコミュニケーションの話題からずれてしまうかもしれませんが、全員がプログラマみたいな団体でない限りこういうったツールを導入するときはある程度気をつけたほうがいいのではないかと思っていて、メンバーが利用できるようになるまである程度気を使ってあげられないとなかなか実用するには厳しいのではないかと感じるときがあります。「どうしてそのツールを導入したいのか」という話はどこにしろちゃんとしないといけないし、そのツールを使うことによって得られる時間とそのツールを導入することによるコストをちゃんと見極められないとつらいことになりそうだなぁという感覚です。

コミュニケーションはある程度増える

ある程度チャンネルを増やすことで、個々のコミュニケーションは増えたなぁと感じます。LINEと違って真面目な話をするチャンネル(#general等)と雑談をするチャンネル(#random等)が出来たので、話をしやすくなった∧ログが流れなくなったというのは強い。ある程度技術系の団体ではあるので情報共有が行いやすくなったのは良点だったと思います。

Slackという場があれば勝手に話が進んでいく・新たにやりたいことがあったらSlackで投げるみたいな流れが出来ているのは良かったなぁと思います。技術的に交流がなかった人との交流もいくつか発生しているようで、コミュニケーションを取りやすくなったような感覚はあります。

無理に完全移行しない方が吉

LINEのグループをやめてSlackに無理矢理移行しようかと考えたこともあったのですが、結局どちらも両立して使っています。勢いに任せて完全移行してしまうよりは、二つとも併用して見るほうが安全かつ楽なので。Slackの方を見ればすべての情報がわかるようにしておけば概ね問題ないと思います。

おわりに

  • Slackを導入する時はサポートをある程度すること・導入コストを考えることが必要
  • インターフェースの難点を超えてしまえばある程度交流は生まれる
  • LINEなどのコミュニケーションツールも併用していくのも手

*1:先程引っ張ってきた記事に書いてある通り

GRAPEVINEについて

これはロックバンドAdventCalendarの記事です.遅れてしまい本当に申し訳ない.


さて今回はGRAPEVINEについて話をしていきたい.

www.grapevineonline.jp

ロックが好きな人なら一度は名前を聞いたことがあるんじゃないだろうかと思う.結構長い活動のバンドで,1993年に結成してる.今はボーカル・ギターの田中和将、ギターの西川弘剛、ドラムスの亀井亨の三人で結成されている.西原誠さんというベーシストがリーダーをやっていたんだけど,病気の関係で2002年に脱退している.

続きを読む

LaTeXのlstlistingで$を表示する

lstlistingで$マークをそのまま表示することは不可能なので、ちょっと工夫する必要がある。

\begin{lstlisting}
$\mbox{\textdollar}$
\end{lstlisting}

参考

tex - latex - escape dollar sign inside lstlisting with [mathescape] - Stack Overflow

社会性フィルターについて - わかられない自由について

このツイートがバズってから随分経った.このツイート自体が伸びることに関しては問題がなくて*1,それよりも「社会性フィルター」という言葉がバズってしまったことが時々僕を後悔のラウンドに立たせることがある*2

 このツイートがバズる前から「にゃーん」というツイートをタイムラインで見かけることがあった.それに果たしてどのような意味があるのかは僕にはわからなかったが,わからないから良かったのではないかと,そう思うことがある.つまりそれは「にゃーん」の裏側にある感情や個々人の事情の存在があやふやであるが故にぼくらはその「にゃーん」の持つ意味を受け取らずに済んでいたのだと思う.

 本当につらいことがあったのかもしれない.なんとも言えない事情が後ろにあったのかもしれない.ただ猫になりたいと思っていたのかもしれない.本当は「荷物がとどかない」とツイートしようとしたがIMEがたまたま「にゃーん」をサジェストしてきたのでそれを呟いただけだったのかもしれない.つまりその本当の意味は本人しかわからず,意味を持つかどうかさえ本人にしかわからなかったのだ.

 しかし今はどうだろうか.僕のツイートにより『「にゃーん」は「社会性フィルター」を通して呟かれるもの』という前提が作られてしまい,その本来の意味こそわからないものの,意味を持つということが決まってしまったのだ.これは大きな過ちだったのではないかと,私は思う*3

 つらいことがあったかどうかもぼやけさせたい時というのはある.つらいと言っていいのかわからないときもある.なんとも言えない感情に襲われることだってある.それを暖かく包んでくれた「にゃーん」は,唐突に理解のフィールドに押し上げられて「わかる」ものになってしまったのだ.本人がわかられたいかどうかに関わらず.理解とはときに暴力的であるということを,私は理解できていなかったのだ.カテゴライズされる苦しみが,確かにそこにはあるのだろう*4

 私は強く後悔している*5.ここに意味を持つことを望まなかった数々の「にゃーん」に哀悼の意を示し,もっと「語られぬ意思」が語られない権利を大切にしていきたいと思う.

*1:通知が邪魔だが,

*2:ない

*3:思ってない

*4:ほんとかよ

*5:してない

サークルにSlackを導入した

 サークルの引き継ぎがあったのでいろいろやっていた。うまくやってインフラ関係をいじれる立場に移ったので、どこまでうまくやっていけるか実験的知見を得ることもふくめて頑張っていきたいと思う。ちょっと思っていることを書く。

 僕が所属しているサークルは完全にプログラミング系のみというわけじゃなくて、DTMやCGの人もいる。プログラミングをしている人もみんながみんなオタクっぽい(ここでのオタクは「ソフトウェア操作に対する勘を持ち最初のわかりやすさよりも機能性を重視する人」ぐらいの意味。)わけではないので、少しSlackを導入するのを躊躇っているところがある。

 Slackいいよ、Slack最高というのはエンジニアの間で言われることではあるんだけど、Slackを使いこなすのは正直難しくて、コミュニケーションツールを使うときに自分がどの情報を真剣に受け止めるべきかといったことに関する取捨選択や、話題を適切に振り分けるためのコストをかけることができる人というのは実は限られていると思っている。ベストプラクティスを探していくことが好きな人しか結局は使いこなせないのではないかという疑問は常にあって。ツールが持つ機能をツールは管理してくれないので、その使い方やルールをうまく敷いていくのはユーザー本人なのである。これはTrelloみたいなツールにも言えることではあると思う。

 一方で、LINEなんかは使い方が限られてくるので、新しいことを行う場合多少どんくさいやり方を強いられることになる。これは統一性や管理の問題を考えると馬鹿らしくはあるんだけど、少なくともツールの持つ有能性に振り回されるということはない。できることが限られているということは少ない選択肢の中でやっていけばいいということであり、少なくともその危険性を理解しているのであれば別に問題ないと思ったりする。

 結局は取捨選択の問題であり、どちらを取るかというのは難しい話ではあるんだけど、個人的には人数も多くグループ内でのコミュニケーションを進めていこうというときにSlackはそんなに悪くないんじゃないかと感じている。とりあえず一ヶ月ほどテストしてみる。また気づいたことがあればどこかに書く。