Retired Colourman

何度も朝がやってくる

脳内の文章が実際に伝わる文章と乖離している話

自分の言語特性は割と歪というか問題があって、簡単に言えば脳内で正しい文章が出力されていない。 脳で考えてるときは問題なく言葉になっている(と思っている)が、実際にそれを書き表そうとすると出力にムラがあったりそもそも繋ぎが存在しなかったりする。短い言葉(Twitterで雑に書けるようなもの)は意識なく出力できるが、それ以上になると何処かで詰まる感覚がある。書くべき文章がわからない、というよりは、自分の頭に確かに存在しているはずの文章が実際には書き表せない、という感じ。なので文章を書くという作業が結構苦痛である。 では喋るときはどうなのかというと、多分これは僕の普段の話を聞いている人のほうが分かると思うが、話のつなぎ目で話が分断されていると思う。なので、最初から最後まで繋がりが正しく自分で認識できている場合を除いて、割と迷子な話し方をしているはず。酔っているときはそれが顕著で、3つぐらい違う話をごちゃまぜにしながら話したりする。

脳内で言語化以外の思考手段がないので、それが上手に伝えられないというのはかなり苦痛になってる。例えば僕が頭の中である図形や形状を真剣に考えようとすると、その図形や形状は回転したりぼやけたりして一点に留まらない。そのため、なにか一つの面だけを注意してみる、というようなことができない。 要は僕の頭の中で何かを真剣に考えるための唯一の手段は言語なわけだが、それが実際には正しいフォーマットではないというのはそれなりの絶望がある。